広島県とReGACY Innovation Groupが共同で実施する 新市場の開拓に取り組む事業の実証支援プロジェクト「サキガケ」の 令和6年度プログラムを開始

2社のスタートアップが新たに加わり、さらなる社会実装を目指して、 ルールメイクや規制への対応を含む実証事業に取り組む

ReGACY Innovation Group株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:成瀬 功一、以下:ReGACY)は、広島県と共同で、社会課題を解決するイノベーションの社会実装に向け、ルールメイクや社会実装の障壁となる規制への対応等を含む実証支援を行うプログラム「サキガケ」(https://hiroshima-sandbox.jp/sakigake/)の令和6年度プログラムを8月末より開始しました。今年度のプログラムでは、昨年度より継続する7社に加えて、公募を通じて新たに2社を採択し、新市場の開拓に取り組む事業の社会実装や県内展開を目指し、取り組みを進めてまいります。令和7年3月末までの実証期間における各社の事業進捗・成果は「サキガケニュース(note)」(https://note.com/hiroshima_sb/m/m5b0f5cc2b371)で発信をしていきますので、是非ご覧ください。 

▼ 広島県の実証支援プログラム「サキガケ」について 

本プログラムは、前例のないビジネスの社会実装に向けた事業性の検証が必要な事業、社会実装に向けた規制等の事業障壁の解決や、新たなルールメイクへの試行が必要な事業を対象に、広島県を「試行錯誤の場」として、以下の取り組みを行います。 

  1. 実装ユースケースの検討・構築を通じた事業性の検証 
  2. 1を伴う、事業の本格実装による未来の「ありたい社会」の具現化 
  3. 2を目指す際に必要となるルールメイクや規制緩和に向けた仮説の策定と実現に向けた具体アクション 

 ReGACYは、本プログラムにおいて、上記達成に向けた事業計画の策定・ブラッシュアップ、資金調達の方針検討、規制対応・ルールメイクに向けた戦略策定等の支援を通じ、事業開発の伴走支援を行います。 

 サキガケの目指したい姿 

広島県が掲げる「スタートアップ・エコシステム推進都市」の実現に向けて、「交通・物流の自動化」「クリーン・エネルギー」「スマート住インフラ」「農地の活用促進」「県民の健康増進」の5つのテーマにおいて、イノベーションの社会実装を模索し、持続的に挑戦・活躍できる広島県を目指して今年度の取組みを進めてまいります。 

令和6年度は新たに2社のスタートアップを採択 

令和6年度は公募を通じて、Blossom Energy株式会社と株式会社Nocnumを新規採択しました。

実証期間は令和7年3月末までを予定しており、各社の事業の進捗・成果は「サキガケニュース(note)」(https://note.com/hiroshima_sb/m/m5b0f5cc2b371)で随時発信してまいります。関心のある領域のスタートアップの活動について、是非記事詳細をご覧ください。 

 令和6年度の支援企業と実証/実装事業内容について 

【交通・物流の自動化】 

株式会社エイトノット (継続支援) 

・代表者:代表取締役 木村 裕人 
・プロジェクト名:小型船舶の自律航行と海上交通DX 
・プロジェクト概要:船舶の完全無人航行の実現において、人の手を必要とする操船などの面で法的なハードルがあるため、瀬戸内海、広島県において自律航行船による無人運航の社会実装に向け必要な規制緩和を図る。 
・HP:https://8kt.jp/ 

LOMBY株式会社 (継続支援) 

・代表者:代表取締役 内山 智晴 
・プロジェクト名:商用目的の自動配送ロボットの公道走行 
・プロジェクト概要:遠隔操作型配送ロボットの公道での複数台常時商用利用は国内では前例がなく、社会実装の前提となるルールが整っていないというハードルがあるため、自社開発の遠隔操作型自動配送ロボットによる大規模な商用運用に向けて必要なルールメイクを図る。 
・HP:https://lomby.jp/ 

【クリーン・エネルギー】 

Blossom Energy株式会社 (新規採択) 

・代表者:代表取締役 濱本 真平 
・プロジェクト名:蓄熱式ボイラによるカーボンフリーで安価かつ安定的な熱エネルギーの供給 
・プロジェクト概要:電気を熱に変換して熱として貯蔵する「蓄熱式ボイラ」の開発・提供により、カーボンフリーで安価かつ安定的に熱を生成することで産業の脱炭素化を図る。 
・HP:https://www.blossom-energy.biz/ 

 

【スマート住インフラ】 

セレンディクス株式会社 (継続支援) 

・代表者:代表取締役 CEO 小間 裕康 
・プロジェクト名:3Dプリンター住宅による低コスト住宅の建築 
・プロジェクト概要:3Dプリンター住宅の更なるコスト削減により、すべての人が車を買うように家を買える社会を目指す。 
・HP:https://serendix.com/ 

株式会社 Nocnum (新規採択) 

・代表者:代表取締役 大森 美紀 
・プロジェクト名:水質IoTセンサーによる浄化槽の遠隔監視 
・プロジェクト概要:浄化槽に特化した水質IoTセンサーを導入することで、遠隔での浄化槽の管理を可能にし、地域の公衆衛生の保全を目指す。
・HP: https://nocnum.com/ 

【農地の活用促進】 

サグリ株式会社 (継続支援) 

・代表者:代表取締役 CEO 坪井 俊輔 
・プロジェクト名:衛星データ×AIの農地情報管理システムによる農地流動化 
・プロジェクト概要:衛星データx AIの農地情報管理システムの活用により、遊休農地の公開、迅速な貸し出し箇所の提示及びマッチングの促進といった農地流動化を目指す。 
・HP:https://sagri.tokyo/ 

【県民の健康増進】 

株式会社MITAS Medical (継続支援) 

・代表者:代表取締役CEO 北 直史 
・プロジェクト名:スマホ接続型デバイスによる眼科オンライン診療 
・プロジェクト概要:巡回型検診を行う際のボトルネックとなる医療者派遣コストの解決のため、専門医所属医療機関外の看護師等でも実施ができるようルールメイクを図る。 
・HP:https://www.mitasmedical.com/ 

株式会社ユーリア (継続支援) 

・代表者:代表取締役 水野 将吾 
・プロジェクト名:スマホアプリでAI健康診断する尿検査キット 
・プロジェクト概要:セルフ検査キットの使用により、アプリ内のAIで病気のリスクを診断する前例がなく、社会実装の前提となるルールが曖昧というハードルがあるため、検査データの精度検証を行い、検査キットとアプリを使用して病気のリスクの診断ができるようルールメイクを図る。 
・HP:https://yuurea.co.jp/ 

株式会社ビーライズ (継続支援) 

・代表者: 代表取締役CEO 波多間 俊之 
・プロジェクト名:医学教育用症例・診察データプラットフォームの開発 
・プロジェクト概要:複数大学間で症例共有ができるプラットフォームの構築により、教員の医学生教育用症例作成の負担軽減を目指す。 
・HP:https://berise.co.jp/ 

▼「サキガケ」プロジェクトの詳細情報 
・Webサイト:https://hiroshima-sandbox.jp/sakigake/ 
・各社の活動(note):https://note.com/hiroshima_sb/m/m5b0f5cc2b371 

▼ReGACY Innovation Group株式会社について 

2022年2月設立後、大手企業や自治体、教育機関等からのベンチャー創出やオープンイノベーションによる事業化に特化したサービス開発・展開を行っています。経営コンサルとベンチャーキャピタルの手法を統合することで探索から事業化・収益化までを一気通貫で共創支援が可能となり、レガシー組織に向けて総合的なイノベーションサービスを提供しています。 

▼ReGACY Innovation Group株式会社について 

■会社概要: 

社名:ReGACY Innovation Group株式会社(英表記:ReGACY Innovation Group Inc.) 
設立:2022年2月2日
代表者:代表取締役 成瀬 功一 
所在地:東京都千代田区神田神保町1丁目24-1 CIRCLES神保町Ⅱ 10階 
URL:https://regacy-innovation.com/ 
事業内容 
イノベーション戦略策定・実行管理、イノベーション組織・制度、CVC設立、新事業インキュベーション、オープンイノベーション、ベンチャー投資・M&A、プロダクト開発・ラボ事業、プライベートエクイティ事業 

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