視覚障がい者の外出をより自由に。新宿西口ハルクで最新ナビ技術「あしらせ」と「NaviLens」の連携による屋内外のシームレスなナビゲーションサービスを導入

~屋外から館内移動まで、視覚障がい者の移動をスムーズにサポート~ 東京都「Be Smart Tokyo」におけるReGACY支援プロジェクト

ReGACY Innovation Group株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成瀬 功一、以下、ReGACY)がスマートサービス実装促進事業者として参画中の東京都の「Be Smart Tokyo(東京都スマートサービス実装促進プロジェクト)」において、採択事業者の1者である株式会社Ashirase(本社:東京都港区、代表取締役CEO:千野 歩)が小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:鈴木 滋)と株式会社小田急SCディベロップメント(本社:東京都新宿区 取締役社長:細谷 和一郎)の協力のもと 、4月16日(水)から12月14日(日)まで、新宿西口ハルクにおいて、「あしらせ」と視覚障がい者支援アプリ「NaviLens」(以下ナビレンス)を活用した館内案内を実装いたします。

この取り組みを通じて、屋外から館内での移動支援をシームレスにつなぎ、視覚障がい者の方々がより安心して外出し、おでかけを楽しめる環境の後押しを目指します。

実装プロジェクトについて 

■実装プロジェクトの背景 

視覚障がい者の方々にとって、日常の外出や移動の課題に加えて大型商業施設を訪れる際には以下のような課題があります。 

  • 建物の入口を見つけることが難しい 
  • 館内でエレベーターやトイレの位置がわかりづらい 
  • 目的の店舗までのルートを把握しにくい 

これらの課題により、外出そのものをためらう方も少なくありません。 

本取り組みでは、「あしらせ」と「ナビレンス」の技術を組み合わせることで、屋外から館内までの移動支援をシームレスにサポートします。 

  • 屋外移動:「あしらせ」の振動ナビゲーションにより、新宿西口ハルクまでの歩行をサポート。 
  • 館内移動:「ナビレンス」のタグを活用し、エレベーターやトイレ、店舗情報を音声で案内。 
  • シームレスな連携:「あしらせ」と「ナビレンス」をスマートフォンアプリで連携させ、建物の入口までスムーズに誘導。 

これにより、視覚障がい者の方々がより安心して商業施設を利用できる環境の実現を目指します。 

取り組みの一環として、期間中には化粧品メーカーの協力のもと、視覚障がい者向けの美容・メイク講座の体験会を開催予定です。移動の自由とともに、外出をより楽しんでいただける機会を提供いたします。 

■実装プロジェクトの概要 

2025年4月16日(水)から12月14日(日)まで、新宿西口ハルク(東京都新宿区西新宿1-5-1)にて、視覚障がい者向けのシームレスな屋内外移動支援サービスを提供します。 

この取り組みでは、視覚障がい者が自分の行きたい場所に自由にアクセスできるよう、まずは「あしらせ」で商業施設の入り口に到着し、その後1階エレベータースペースにスムーズに移動できることを目指します。さらに、各階のフロア情報やトイレなどの施設情報を得られるようにし、より便利な移動をサポートします。具体的には、エレベーターホールに「ナビレンス」のコードを設置し、AR技術を活用したナビゲーションも活用しながら館内案内を行う予定です。なお、館内には誘導員は配置されておりませんので、あらかじめご了承ください。また、システム調整などにより、一時的にサービスが利用できない場合もございます。 

 ■ご利用対象者 

本サービスは「あしらせ」の利用者を対象としています。ナビレンスアプリをお持ちの方は、館内でのみご利用いただけます。あしらせの利用者向けには、実装開始日までに詳細をご案内いたします。 

 Be Smart Tokyoについて 

​​​東京都では、「スマート東京」の実現に向け、令和4年度から「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトでは、都内全域をフィールドに、スタートアップと東京都とが連携して、スマートサービス【注】をスピーディーに実装していくことを目指しています。 ​​​​​​(HP:https://www.be-smarttokyo.metro.tokyo.lg.jp) 

​​​​ReGACYは、東京都から採択された「スマートサービス実装促進事業者」として、東京都やサービスの実装先であるエリアマネジメント団体及びその関連企業・団体である「スマートシティ基盤提供者」と連携をして、今回採択した、女性活躍支援、障がい者支援、教育格差是正などに関連する5者のサービスが速やかに実装されるよう、関係者間の調整や伴走支援を行ってきました。 

【注】デジタル等の力を活用した都民のQOL向上に資するサービス​ 

株式会社Ashiraseについて 

ホームページ:https://www.ashirase.com/ 

視覚障がい者の歩行の課題の解決に向けてAshiraseは、本田技研工業株式会社の新規事業創出プログラムIGNITION第一号スタートアップとして2021年4月に設立。自動運転などの技術要素を応用し、視覚障がい者の歩行にとって重要な聴覚や白杖操作を邪魔しない足元への振動インターフェースとナビゲーションアルゴリズムを構築したデバイス「あしらせ」を開発。その後、利用者の声を踏まえた改善を行い、2024年10月より量産モデル「あしらせ2」を発売開始しています。 

NaviLensについて 

ホームページ:https://www.navilens.com/ja/ 

スペイン発スタートアップ(Nuevos Sistemas Tecnologicos S.L. dba NaviLens)が開発している視覚障害者ユーザーの移動支援や公共スペースでのアクセシビリティ向上を主な目的としたスマートフォン用無料アプリ。フォーカス不要、長距離から読み取れるコードをアプリで読み取ることで、位置情報や周囲の環境情報などを音声で取得できます。ニューヨーク、バルセロナの地下鉄等、世界各国の公共交通機関を中心に実装が進んでいます。 

​​ReGACY Innovation Group株式会社について​ 

​​2022年2月設立後、大手企業や自治体、教育機関等からのベンチャー創出やオープンイノベーションによる事業化に特化したサービス開発・展開を行っています。経営コンサルとベンチャーキャピタルの手法を統合することで探索から事業化・収益化までを一気通貫で共創支援が可能となり、レガシー組織に向けて総合的なイノベーションサービスを提供しています。​ 

​​​​​​​ ​​■会社概要​ 

社名 :ReGACY Innovation Group株式会社(英表記:ReGACY Innovation Group Inc.)​ 
代表者:代表取締役 成瀬 功一​ 
設立 :2022年2月2日​ 
所在地:東京都千代田区神田神保町1丁目24-1 CIRCLES神保町Ⅱ 10階 ​ 
ホームページ:https://regacy-innovation.com/ ​ 
事業概要 :​ 
イノベーション戦略策定・実行管理、イノベーション組織・制度、CVC設立、新事業インキュベーション、オープンイノベーション、ベンチャー投資・M&A、プロダクト開発・ラボ事業、プライベートエクイティ事業​ 

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