2025.3.28
赤ちゃんの泣いている理由がAIで推測できる「あわベビPro」の法人向け福利厚生サービスのリリースが決定~東京都「Be Smart Tokyo」におけるReGACY支援プロジェクト~

東京都の「Be Smart Tokyo(東京都スマートサービス実装促進プロジェクト)」の実装促進事業者であるReGACY Innovation Group株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成瀬 功一、以下、ReGACY)の採択事業者の1者である株式会社クロスメディスン(本社:徳島県徳島市、代表取締役CEO:中井 洸我、以下、クロスメディスン)が2025年3月26日より、法人向けに福利厚生サービスとして提供を開始します。
赤ちゃんが泣く理由を見える化する「あわベビPro」
クロスメディスンは、独自に収集した赤ちゃんの泣き声を深層学習技術を用いて分析することで、泣き声を11種類の感情に分類することに成功しており、この技術を用いて赤ちゃんの感情が推定可能なアプリ「あわベビ」を提供しています。利用者は累計1万人以上になり、蓄積された利用データをもとに推定された感情を推定し、赤ちゃんへの対処方法をレコメンドする機能を追加するなど、アップデートも盛んに行われています。
法人向け福利厚生サービスについて
サービス提供の背景
産後の母親の7人に1人が産後うつに罹患しているとされており、わが国での産後うつによる経済損失は年間約1兆6872億円に昇ると想定されています。産後うつは放置すると、子どもに対する虐待や愛着障害の増加に繋がる可能性があり、これをサポートすることは企業にとっても従業員の育児サポートや社員の子供の成長支援につながり、離職率の低下も期待できます。
法人向け福利厚生サービスの状況
クロスメディスンは、2025年3月26日より、一般社団法人AgVenture Labに「あわべびPro」の提供を開始します。さらに都内の企業向けには特別サポート価格でのキャンペーンも実施中です。
一般社団法人AgVenture Lab 篠原裕志様のコメント
当法人は、“学生ビジコンJUMP”で優秀賞を提供したことをきっかけに、「あわベビ」サービスの成長を応援してきました。この度、同サービスを有償導入できたことをうれしく思います。私自身の経験からも、乳児の世話には喜びとともにコミュニケーションの難しさがあり、ストレスを感じることがありました。このサービスは、育児に取り組む人々のストレスを軽減し、その喜びを広げるものと信じています。福利厚生として導入することで、社員がより積極的に育児に取り組み、子供とのコミュニケーションを楽しめるようになることを期待しています。
費用
60万円〜
※従業員数に応じて変動します。(目安:1従業員あたり年間6,000円)
※都内の企業向けには特別サポート価格でのキャンペーンも実施中です。詳細はクロスメディスン(https://awababy.tech/contact/)にお問合せください。
お申込方法
簡単な4つのステップでご利用できます。
1. クロスメディスンへお問い合わせ https://awababy.tech/contact/
2. クロスメディスンがクライアント様のニーズをヒアリング
3. クライアント様のニーズに合わせて契約
4. 「あわべびPro」の提供
クロスメディスンの今後の展開
クロスメディスンは、家族の幸せを育むため、あわベビは常にAIやアプリ機能を充実させていきます。具体的には、赤ちゃんごとの性別や地域による違いをふまえたAIの開発により、より個別化された泣き声の解析を行うことを予定しています。これにより、画一的な対処法ではなく、より具体化された対処法の提案が可能となります。
エキスパートコメント
株式会社 クロスメディスン 顧問
医師・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部准教授
津川友介様のコメント
赤ちゃんの泣き声を理解することは、産後うつの予防や子育ての負担軽減に役立ち、さらには赤ちゃんの発育にも良い影響を与える可能性があります。それを実現するためには、赤ちゃんがなぜ泣いているのかを正確に評価する必要があります。今までは経験則でやっていましたが、AI技術の進歩によってより正確な評価が可能になりました。このサービスが広まることによって、産後うつが減り、赤ちゃんの発育によい影響が認められることが期待されます。
Be Smart Tokyoについて
東京都では、「スマート東京」の実現に向け、令和4年度から「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトでは、都内全域をフィールドに、スタートアップと東京都とが連携して、スマートサービス【注】をスピーディーに実装していくことを目指しています。(HP:https://www.be-smarttokyo.metro.tokyo.lg.jp/)
ReGACYは、東京都から採択された「スマートサービス実装促進事業者」として、東京都やサービスの実装先であるエリアマネジメント団体及びその関連企業・団体である「スマートシティ基盤提供者」と連携をして、今回採択した、女性活躍支援、障がい者支援、教育格差是正などに関連する5者のサービスが速やかに実装されるよう、関係者間の調整や伴走支援を行ってきました。
【注】デジタル等の力を活用した都民のQOL向上に資するサービス
株式会社クロスメディスンについて
■会社概要
社名 :株式会社クロスメディスン(英表記:Cross Medicine Inc.)
代表者: 中井 洸我
設立 : 2022年9月22日
所在地: 徳島市南常三島町2丁目1番地 徳島大学地域共同インキュベーション研究室プロジェクト研究室3F4
ホームページ:https://awababy.tech
事業概要 : 子育てAIアプリ「あわベビ」の開発
ReGACY Innovation Group株式会社について
2022年2月設立後、大手企業や自治体、教育機関等からのベンチャー創出やオープンイノベーションによる事業化に特化したサービス開発・展開を行っています。経営コンサルとベンチャーキャピタルの手法を統合することで探索から事業化・収益化までを一気通貫で共創支援が可能となり、レガシー組織に向けて総合的なイノベーションサービスを提供しています。
■会社概要
社名 :ReGACY Innovation Group株式会社(英表記:ReGACY Innovation Group Inc.)
代表者:代表取締役 成瀬 功一
設立 :2022年2月2日
所在地:東京都千代田区神田神保町1丁目24-1 CIRCLES神保町Ⅱ 10階
ホームページ:https://regacy-innovation.com/
事業概要 :
イノベーション戦略策定・実行管理、イノベーション組織・制度、CVC設立、新事業インキュベーション、オープンイノベーション、ベンチャー投資・M&A、プロダクト開発・ラボ事業、プライベートエクイティ事業